教育に関わるものとして

「教育は人なり」

という大きな大きな言葉が
大学時代に教育を学び始めてから、心の底にずっとあります。

小学校で初めて一年生を担任した時のこと。

入学式のあとに、保護者さまに担任として挨拶申し上げる場面がありました。

私は先輩先生から、てほどきを受けて、何日も前から言葉を練って練習しました

「六年間手塩にかけた大切なお子様を今日から私がお預かりすることとなりました」

という一節は、特に気持ちを入れてお話ししました。

当時、私はこどもがいなかったのですが、やはり、入学式を迎えるまでには、どれだけ親御さんのご苦労があったか、慮ることは容易でした。

我が子を授かり、育て、悩み、心配しながらも、すくすく成長するのを見るにつけ、

やっぱり、一人の生身の人間を育てるのは、

大変なことなんだな。

とつくづく感じています。

栗東教室の保護者さまの普段の様子からも、それは日々感じながら、尊敬の念を持ちながら接しさせていただいています。

教育者として、

お子様を預かるということは

「かけがえのない命を預かる」

ということです。

教育の現場であってはならないことが起こっているとしたら、

それはやっぱり大人の責任以外の何物でもないです。

今、私は、七田教育を通して、たくさんのこどもさんと関わらせてもらっています。原点に返ったとき、

やはり、「教育は人なり」という言葉に尽きるな。という気がします。

自戒も込めて、こんなことを感じている昨今です。