レッスンは誰のもの?

三、四歳のこどもさんって
いよいよ他者(回りのお友達)に目がむき、

お友達と一緒に過ごすことを

途端に好む時期でもあります。(個人差はありますよ)

お友達と関わりを持とうと思うあまり、

距離感が近すぎたり、同じものを欲しがったり、

と、何かと衝突が起こります。(一歳児さんのそれとは少し意味あいが違うと思います

レッスン中でも、レッスン前後でも、かまわず発生

先日のレッスンでは、

最後の挨拶のうた。のとき、黄色いマラカス(卵型で一人一つというルールです)で、トラブル発生。

五人のクラス。

マラカスはいつも六つ、かごにきっちり入ってでてきます。

一人一つずつ配りました。(とってもらう回もあります。この時の取り方もいろいろ見えてきて面白いものです)

残った一つ。

私が手にとりましたら。

Mちゃん。

「せんせい、ちょうだい!」
と。

「いやだ。いやだ。先生も欲しいよ!」

と揺さぶり。

すかさず

「おかあさんにあげたいから貸して!」

と切り返してきました。(すごいぞ!Mちゃん!自分の気持ちが言えてるぞ!)

「そうっか。でもせんせいも使いたいなあ。」

と私。

すると、

「せんせいはかごがあるからええやん。」

と。(すごい!すごい!)

「そうやな。」

とMちゃんにマラカスをもう一つ渡しました。

そしたら!

隣のKちゃんと、そのマラカスの取り合いに。

Kちゃんも、ママにあげたいと必死になって、マラカスをもらおうとします。

そうこうしてるうちに

ごあいさつの歌が流れはじめ

二人のママは

とっさに機転をきかせてくださり、

二人で手をたずさえて、

一つのマラカスをニコニコしながら振ってくださいました。

感動

七田のレッスンは、一見、講師がものすごく引っ張っていってるように見えるかもしれないです。

でも、根底に流れているのは

「こどもさんとママ(パパ)」

が主人公のレッスンであるということでしょうね。