蕗の炊いたん

今のちょうど、この時期。
実家では母が毎年毎年。

蕗を炊きます。

佃煮です。

地元の蕗や、ちょっと遠方の蕗などなど

産地はさまざま。

大鍋で、

蕗が手に入る度に炊きます

ものごころついたころにはもうその風物詩がありましたから、

母は三十すぎには、

蕗を炊いていたことになります。(すごい!私は食すばかりで炊けません)

興味深いもので

その都度微妙に味が違います。

母曰く、

「蕗にもよるし、調味料にもよる。調理器具によっても味がかわる。」とのこと

そういえば、

ちょっと辛かったり、甘かったり、照りがあったり。

奥深いものなんですね。

思い出しました!

両親がずいぶん前の6月に北海道旅行をしたときのこと。

観光タクシーで道東をめぐってたら。

道端にたくさんの蕗が!

両親とも、いてもたってもいられなくなり、

タクシーを停めて、

蕗とりをしたそうです

タクシーの運転手さんのはからいで、たくさんの蕗が空輸されてきて

旅行後

母が炊いてくれました。

北海道の蕗は太かったです

で、今晩も蕗が食卓に並びました。

四季折々の食材と母に感謝です。