玉虫のプレゼント
土曜日の夕方は決まってとあるショッピングセンターを利用します。
立体駐車場をでるときに
いつもの係のおじさんが
助手席に座っている息子を覗きこんで
「ぼく、玉虫いらんか?ここに飛んできてな、おじさんつかまえたんや!」
と声を掛けてくださいました。
「タマムシ!」
「甲虫類」のうた(七田の理科ソングに収録)にでてくるけど、(カードにもあります)、実物は見たことないなあ。
二つ返事でいただいて帰宅しました。
まあ見事な色艶。
黄緑を基調とした虹色です
羽は細長い楕円形。
六本足に触角二本。
「玉虫厨子(たまむしのずし)、法隆寺で見たけど、何千匹ものタマムシの羽を使ってるって修学旅行で聞いたわ。」
と息子。
飛鳥時代には確実に日本に生息していたんやなあ。
それにしても、飛鳥時代から腐らずに今も厨子として存在してるなんてどういう保存状態なんやろ。
飼えるかな?餌はなにやろ?帰ったら図鑑みるわ。
…
そんな会話をしながら帰途につきました。
なんて虫な親子!
と思いながら、運転していた私です。
そういえば会話の中心が虫であること、多々ありました
息子を授かったお陰でわりと詳しくなりました
昨年揃えた図鑑には飼い方も詳しく載っていて、早速息子はその通りにして、すみかを作っていました。
虫ケース、土、朽ち木、枯れ葉。
すぐに出来上がりました。(なんでも揃ってます)
脱脂綿に砂糖水を湿らせて餌に。
なんとまあ手早いこと。
感心しました。
一晩我が家で泊まってもらい、
今朝早くに自然に返してあげました。
「ヤマトタマムシ」
という正式名でした。
夏ならではの素敵な出来事でした!